『職場の人間関係』というワードを見て、
あなたはどんなイメージを持ちますか?
例えば、
(気を遣う 自分を抑える しんどい…)
などなどネガティブなイメージが思い浮かんだなら
ぜひ、この記事を読んでみてください。
この記事には、そんなネガティブなイメージを
ひっくり返すヒントが隠れているかもしれません。
さくさくっと読めるように書いてみたので
よかったら、参考にしてみてくださいね。
目次
①職場という空間
②そこで働く人たち
③プライベートと職場の、コミュニケーションの違い
④精神的自立
⑤モチベーション
⑥育てる、育てられる、両方の視点
⑦リスペクトって結局、何を求めてるのか
⑧いったん降参すると楽になる
⑨毎晩リセットをかける
⑩おわりに
職場とは、仕事をする場所ですよね。
あなたは24時間のうちの何割くらい、その空間にいるでしょうか。
その時間の間、なるべく心地よく過ごすにはどうしたら良いでしょうか。
出来るだけ仕事のパフォーマンスに集中するには?
デスク周りの整理整頓?
お気に入りのマグカップ?
それも気分上がりますよね~。
でも、何より職場という空間で大事にしたいのは、
やはり私は人間関係ではないかなと感じます。
人間関係がある程度円滑だと、仕事にも集中できます。
誰だって余計なことで、そわそわざわざわしたくないですよね。
そこをこれから分析していきたいと思いますので、
次の項目もぜひお付き合いください。
あなたなら、一緒に働く人たちのことを、どんな風に表現しますか?
仲間? チーム? ファミリー? 同士? 戦友?
そうですね、どの要素も持っているかもしれません。
でも、ここで重要なことがあります。
確かにそんな大切な人たちではありますが、
絶対的な境界線を一本、意識してください。
踏み込んでも、踏み込まれてもいけません。
その人のストレスはその人のもの。
自分のストレスは自分のもの。
その人のご機嫌はその人のもの。
自分のご機嫌は自分のもの。
振り回されても、振り回してもいけません。
相手のキャパシティーを落ち着いて見てあげてください。
そして自分のキャパシティーを落ち着いて見てあげてください。
無理を押し付けてないだろうか?
自分は無理をしてないだろうか?
まず、キャパオーバーのときは、
『キャパオーバーです』と伝えられる関係性はとても大切です。
その伝え方や、ただのギブアップではなく
次への前向きなコミュニケーションの繋げ方、
他にも様々なコミュニケーションの工夫は
あなたの人間関係を円滑にしていくお手伝いをしてくれます。
もしも、あなたが出来る範囲で
誠実に仕事に取り組んでいるにもかかわらず、
さらにキャパシティーを超えるような
仕事の量や内容を強要してくる上司の場合は、
その上司に問題があり、あなたは何も悪くありません。
仕事を上手くこなしていけないことに対して
卑屈になる必要もありません。
その上司は、あなたがどのくらいの力量なのかを観察し、
どう活かすかを考える力がありません。
今、毒が強いな~と思いました?
いいんです。
一旦、自分の事を棚に上げて、相手が悪い事にしてみましょう。
理屈は、間違っていないはず(笑)
そして、そこからあなたの力不足の部分、
どうしても難しくて出来ないことに対して降参をして、
上司にアドバイスを求めましょう。
きっと何かしらのヒントをくれるでしょう。
出来れば、答え方が優しい口調だといいですね。
でも、期待は禁物です。
人への期待が大きいと、少しの事でもガッカリしてしまうので。
そして、上司も完璧な人間ではないということを
受け入れてあげましょう。
ここでは、プライベートのリラックスした
より自分の素に近い状態でのコミュニケーションと、
一歩、職場という空間に入った状態の
コミュニケーションの違いを分析したいと思います。
お友達や、親、兄弟など、プライベートでの会話では、
例えば、心の声や、感情がじゃじゃ漏れてしまっても、
そんなあなたを理解してもらえたり、
受け入れてもらえたりするかもしれません。
でも、職場という空間に入った時の会話では
そんなじゃじゃ漏れ状態は、
チームでの仕事のパフォーマンスの邪魔になってしまいます。
かといって、人間なので全く消すことはできませんが、
なるべく余計な感情、余計な言葉をそぎ落として、
相手が受け取りやすく変換する必要があります。
イライラが漏れてしまったり、
ため息まじりに話したり、
暗い表情で話したり
雑談と仕事の指示が混ざっていたり
上から傲慢な態度で話したりするのは、
相手の人に必要のないストレスを与えてしまいます。
また、明るい人は話しやすく慕われますが、
そこで勘違いしてはいけないことは、
無理に明るくしたり、テンションの上がり下がりがある場合は
返って周りに気を使わせてしまいます。
プライベートでの自己表現は自由で良いと思いますが、
職場でのコミュニケーションの時は
出来るだけ毎日一定の、
安定した精神状態を保つ練習をすると良いでしょう。
そうすることによって、
報告、連絡、相談が、よりスムーズになって行きます。
『精神的自立』とは、いったい何でしょう?
逆に、『依存』とは何でしょう?
そこが自分なりに見えてくると、
人間関係がスムーズになってきます。
どんな人も、寄りかかられるのは嫌なものです。
自分のやるべき仕事を真っすぐに進めて行きたいものです。
かといって一人で出来る仕事なんてたかが知れてますよね。
だから会社というチームで協力し合って大きな仕事を動かすのです。
チームが円滑に活動するためには、
一人一人が精神的に自立していないと
トラブルが発生します。
あなたが見るべきもの、集中するべきものは、
誰かの行動や、言動ではなく、
その日の仕事のゴールのみです。
たとえ嫌な言い方をされても、あなたの見るべきものは
その日の仕事のゴールです。
そこを何とか死守することが
精神的自立に繋がります。
モチベーションとは何でしょう?
それは、動機です。
動機は、やる気に繋がります。
仕事をする動機?
あなたにとってそれは何ですか?
お仕事をすると、お給料がもらえます。
お給料は、お金です。
生きていくためには、お金が必要です。
仕事をする理由の一つとして、
『生きていくため』は外せませんね。
でもそれだけでは、モチベーションを保てないのも事実。
いくら生活に困らないお金が入ってきても
仕事がつまらないと、人生も自然とつまらなくなっていきます。
それくらいに、仕事と人生は密着しています。
なので、仕事時間を面白くしていきましょう。
あなたが、精神的自立を保ち、面白く仕事をしていたら、
周りの人にもそれが伝染していきます。
そしてじわじわと、
あなたを囲む世界が、安定した面白い空間に変化していきます。
すると、勝手にモチベーションは上がって行きます。
やめたくても、やめられない
面白いゲームのような世界に変換されていくのです。
まず育てる側の立場から分析していきましょう。
上司には、部下を指導する役割りがあります。
自分の業務と並行して
部下をしっかりと会社の戦力になる人材になるまで
育てていくことも仕事の一つです。
そこで大切なのは、伝え方です。
伝える前に、一呼吸、ゴールを設定してください。
A.自分のもどかしさを相手に伝えたいのか、
B.それとも、ミスの改善策を伝えたいのか。
一瞬すっきりするのは、Aでしょう。
でも、一年後を考えたときに
Aをし続けた一年後と、
Bをし続けた一年後、
あなたや、チーム、会社にとってメリットが大きいのはどちらでしょう。
ほんの一呼吸置くだけで
自分を取り巻く環境は驚くほど良い方向に向かいます。
次に、育てられる側を分析していきましょう。
部下は、上司の業務の協力をしていくという役割りがあります。
何をどのように進めれば協力者として喜ばれるのか
そこに集中すると一日がスムーズになります。
上司のご機嫌がどうであろうと、
気にしなくてはいけないのは、そこでなく
何をどのように進めれば上司、または、そこのチームは助かるのか?
そこにアンテナを張り続けると良いでしょう。
わからないときは聞きましょう。
オリジナリティーはそんなに必要ではありません。
もし、そこで怒られても、ご機嫌に関しては
静かに頭を下げ、教えてもらえたことに対してお礼を言い、
がんばってスルーしてください。
三回目ですが、しつこく書きます。
あなたが集中しなくてはいけないのは
人のご機嫌ではなく、
何をどのように進めて行けば協力者として
上司またはチームは助かるのか、のみです。
イライラしている人は、
常に自分がイライラしていられる理由を探しています。
その理由に自分を利用されないようにするには
スルーしかありません。
無視ということではありません。
対立のエネルギーを消すということです。
対立のエネルギーを出した瞬間、餌食となります(笑)
他にも、上司の伝え方が下手くそだった場合
一度、一呼吸置いて、素直な気持ちで聞いてください。
何をどうしてほしいのか。
そこを汲み取ることに集中してみてください。
揚げ足取りは、時間の無駄です。
そこに、こうすればいいのに…とか
自分ならこうするのに…なども
いったん横に置いておいてください。
提案するとしたら、一度最後まで聞き、了解してから、
改めて、頭を整理した後、
どうしても必要性を感じたら、お伺いを立ててみてください。
会社というチームで働くということは
個々の力をバランスの良い歯車に乗せて
上手く回転させることで最高のパフォーマンスが生まれるのです。
立場が上でも下でも、
一緒に働く仲間に対してのリスペクトは大切です。
『あんな人、尊敬なんて出来な~い…』
なんて言う本音が聞こえて来ますが(笑)
実は、あなたの求めている
完璧な『尊敬する人』像に当てはまる人は
この世にいません(笑)
どんなに輝いて見える人でも
素敵なところ、嫌なところが
必ずコインの裏表と同じで両方混在しているものなのです。
嫌なところは✕で、素敵なところは〇という見方を、
いったん外してみてください。
この、会社というチームにおいて
戦力となる部分だけしか見る必要はないのです。
人間性は、一回横に置いておいてください。
きっと、あなたにも、好きな性格、嫌いな性格があるでしょう。
しかし、職場で見るのは、そこではなく
チームの協力者としてどの能力を活用していくか?
一人一人の性格を見るのではなく、
持っている能力の性質を見てあげてください。
そして、その能力、性質に対してリスペクトを込めて接してあげてください。
毎日、職場に通っていると
時には、壁にぶつかったり、自分の能力の限界を感じたり、
キラキラと、力を発揮している同期と自分を比べて落ち込んだり
疲れが溜まって気分も下がり気味になったり
ネガティブな波に飲み込まれそうな時もあるでしょう。
そんな時は、一度、
『むーーりーーーー(笑)』
と自分の中で降参してみてください。
『自分なんて…自分なんて…』
と思い切りいじけてみてください。
自分は負けてる気がする…と思うライバルがいたら、
一回、しっかりと、
『負けてる気がするーーーー(笑)』
と降参しながら笑ってみてください。
実はそこに、秘密のメリットがあるのです。
心は、何度でも折れていいし、
ライバルには、何度でも負けていいのです。
認めるたびに、実は、自分の強みを見つけることが出来ます。
一度、意図的に降参すると
『でも自分だって、ここがあるし…てかさ、ここもあるし…』
って、もう一人の自分がフォローし始めるのです。
ちゃんと他の人にはない強みを教えてくれます。
そして次の日、新しい視点、
また、全然違う世界があなたを待っているのです。
今日という日が終わり、眠りにつく時
リセットをかけてみましょう。
色々書きまくった画用紙を
いったん真っ白にするのです。
本当に忘れてはいけない事は
実際にノートかスマホに書き留めて
頭の中はフワフワの綿菓子のように真っ白にして
あなたに関わる人も、いったん全員追い出して
あなたは、あなたと二人っきりになってください。
あなたが二人いるなんて可笑しいですか?
これはイメージです。
外側で頑張っているあなたと、
内側で頑張っているあなたです。
あなたは、本当はずっと二人っきりになって
今日の頑張りを認め合いたいと思っているのです。
最初は不思議な感じがするかもしれませんが、
試しに少し声掛けをしてあげてみてください。
今日も色んなことあったね。
とにかく今日も終わったね。
どうしようもなく苦しい時は一緒にギブアップしようね。
一番大切なことは、健全な心と体で命を繋ぐことだよ。
時にずるくてもいいよ。
時に逃げてもいいよ。
いつも笑顔じゃなくていいよ。
明日も無理のない自然体を目指していこう。
そんな風に自分と会話をすることを
習慣にしてみてください。
明日という概念が少しずつ変化していくのがわかります。
人は余裕がない時、目の前のことでいっぱいになります。
でも、今日や明日という日は、長い長い人生の旅の過程の一日に過ぎません。
三年後、同じ場所で働いているとも限りません。
でもどこへ行こうと変わらず一緒にいるのは、
あなたという仲間だけです。
だから、誰よりも大切にしてあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
私は、様々な職場を経験しながら、
仕事の内容はすごく面白いのに、
なぜ、毎回人間関係でつまずくのだろう、、
と悩んでいた時期がありました。
その頃は、きっと自分より周りのことばかりに気を取られ
ルールや、空気、常識、陰口、評価、などなど、
そんなものに振り回されてしまっていたんだろうなと思います。
それは仕方のない事です。
誰だってそうです。
気にならない人なんていません。
私、ぜんぜん気にしてないし!と言っている人ほど
実は気にしていたりもします。
自己理解や自己分析は、そんな簡単でも単純でもありません。
それほど、人間の思考や心は、複雑に高性能に出来ています。
なので、丁寧に大切にあなたの声を聞いてあげてくださいね。
そして、そのお手伝いをさせていただく
メニューをご用意してありますので、
ピンと来た方、気になる方は、いつでもお待ちしております。
あなたの心の声をゆっくりと引き出していきます。
本当はどうしたいのか…
どんな会話の仕方ならあなたは心地よく前を向いて歩いて行けるのか…
どんな世界があなたに合っているのか…
どんな方でも、お会い出来ることを楽しみにしております。
おわり